脳神経外科研修プログラム(前期・後期専門科研修)
 ■研修期間:

 4年
 ■当科の特徴:

 栃木県中北部および宇都宮の期間病院として脳神経外科疾患の広範な疾患をバランスよく経験が可能である。また脳血管内治療・神経内視鏡・低体温療法などの先進的治療も積極的に取り入れ研修できる体制を整えている。患者は科長以下チーム全体が対応する体制になっており担当以外の疾患・手技についても十分経験できる。
 ■研修目標:

 4年間の研修で質の高い脳神経外科医を養成することを目標としている。また当院のみの研修で日本脳神経外科学会専門医取得に必要な症例数を経験でき、研修終了後には日本脳神経外科専門医試験の受験が可能である。後半は希望の専門知識の習得に比重をかけて研修内容を変更することも可能である。
 ■研修内容:
  A、外来業務:
通常外来
初診時の問診・診断・検査の計画などの能力を身につける。
患者及び家族に対して診断・治療方針などについて適切な説明ができる能力を習得する。
※外来担当は5年目以降を予定している。
救急外来
上級医(5年目以降)の指導の下に頭部外傷,血管障害(くも膜下出血・脳出血・閉塞性脳血管障害など)について適切な診断・治療計画作成をできるようにする(3〜4年目)。
上記疾患に対して縫合などの基本的処置および挿管・カテーテル挿入などの基本的手技ができるようにする(3年目)。
5年目以降は研修医を指導しつつ自身の能力の向上をはかる。
  B.病棟業務:
卒後3年目:
入院患者に対して上級医(卒後7年目以降)の指導の下,患者の診察・説明・診断(X-P,CT,MRI,RI,脳血管撮影など)・治療計画立案・術後管理などを行えるようにする。
気管切開・カテーテル挿入・検査的手技(腰椎穿刺・各種センサー挿入)などの基本的手技を習得する。
脳血管撮影を単独で施行できるようにする。
希望に応じて麻酔科・救急診療科・放射線科などを短期研修することも可能。
卒後4〜5年目:
単独で患者の診察・説明・診断(X-P,CT,MRI,RI,脳血管撮影など)・治療計画立案などを行えるようにする。
  C.手術:
卒後3年目:
開閉頭を上級医と同程度に行えるようにする。
慢性硬膜下血腫・脳室腹腔シャント・簡単な頭蓋形成術などの簡単な手術を独立した術者として問題なく行えるようにする。
脳出血・簡単な脳腫瘍などを上級医の指導の下に行えるようにする。
その他すべての開頭手術の第1助手を行えるようにする。
卒後4〜5年目:
脳出血・簡単な脳腫瘍などを上級医と同程度に行えるようにする。
難易度の高くない脳腫瘍・脳動脈瘤など開頭手術全般を上級医の指導の下に行えるようにする。
血管内治療・神経内視鏡治療などの第1助手に入れるようにする。
卒後6年目:
開頭手術全般を独立または上級医の指導の下に行えるようにする。
希望があれば脳血管内治療・神経内視鏡治療など専門性の高いに比重を置いて研修することも可能である。
 ■学術活動ほか:

脳神経外科関連主要学会に年1回は参加を義務とする。
脳神経外科関連学会・研究会に年2回以上の発表を目標とする。
4年間で3編以上の筆頭論文発表を目標とする。
5年目以降は専門的な学会への参加も積極的に認める。
 ■その他:

6年目には希望する分野の習得に関して短期の国内留学や研修を検討している。
本人の研修状況によりプログラムの進行は上記より前後する。
研修開始時の希望と本人の能力により上記を短縮したプログラムも作成可能である。 (1〜2年の短期のみなど)
研修終了後は希望によりその時点で枠がある場合、当院のスタッフとなることも可能である。
休日、時間外は受け持ち患者に対しても原則オンコール制であるので、緊急手術等が無ければ比較的自由時間が取得可能である。