血液・リウマチ科研修プログラム(後期専門科研修)

  研修期間:

2年

 ■当科の特徴:

 血液リウマチ科にて扱う疾患にはその性質上,一般医家では診療困難なものが少なくない。当院にはそのような患者が集中する為,疾患の質量ともに多岐にわたっており,十分な症例数を経験することができる。希望により血液疾患のみ,リウマチ疾患のみ,両系統を同時に,の3種類の研修が可能である。

 ■研修目標:

 内科の前期専門科研修終了相当の知識,技術の上に,血液・リウマチ専門医をめざす基礎を作ることを目標とし,同領域の幅広い知識,技術を習得する。また同領域では予後不良の疾患が多い為,インフォームド・コンセントなどを通して患者・家族から信頼を得ることができる医師の養成を目指す。

 ■研修内容(卒後5年〜6年目):
  A、外来業務:

1、原則として,卒後5,6年目では
  「血液外来」「リウマチ膠原病外来」は担当しない。

2、内科一般外来にて内科一般の外来患者管理を習得する。
  血液疾患、リウマチ性疾患については能率的な診断過程を習得し、
  専門外来に送付できるようにする。
  また自分が主治医となった入院患者の退院後の外来管理を行う。

3、卒後6年目から外来処置室における化学療法を施行し、
  また化学療法や輸血中の異常時の対処を行う。

  B、病棟業務:

1、入院患者の主治医となり、指導医の助言を受けつつ診療に当る。
  その過程において専門書、文献等を熟読し各疾患の病態、
  自然歴、治療体系を理解し、自ら診断・治療計画を作成
  できるようにする。その上で副主治医,研修医の指導に当る。

2、骨髄穿刺・生検、輸血の適応・施行の実際、異常時の対処に
  ついて習得する。各種自己抗体について理解を深める。
  抗腫瘍剤,副腎皮質ステロイド,免疫抑制剤の使用法,
  副作用とその対策について習熟する。

3、日和見感染症の診断過程を理解し,各種抗菌薬,抗真菌薬,
  抗ウイルス薬の使用に習熟する。

4、造血器悪性腫瘍および予後不良な膠原病疾患について、
  患者、家族へのインフォームドコンセントのやりかたに習熟する。

5、保険医療を理解し、コストパフォーマンスの優れた診療を行う。

  C、検査業務:

1、卒後6年目から外来処置室における骨髄穿刺、生検を術者として施行する。

2、外来、病棟において施行した骨髄穿刺標本の鏡検を行い、
  指導医の監査の下に報告書を作成する。

3、検査科技師との協力の下に適切な特殊検査の指示を行う。

4、当直業務:内科全体の当直体制に従い業務を行う。

  E、学術活動:

1、主要専門学会(日本血液学会,日本リウマチ学会,日本臨床血液学会)の総会への参加。

2、各専門学会地方会,研究会等で演者として発表:年1回以上を目標とする

3、筆頭論文:2年間で1編以上を目標とする。