入院のご案内

緩和ケア病棟のご案内

緩和ケア病棟とは

緩和ケア病棟は、がんの進行に伴い、一般病棟やすまいでの療養が難しくなった患者さんの、からだや心のつらさを和らげるための治療やケアを行う病棟です。当院の緩和ケア病棟は、1996年に栃木県で初めて開設されて以来、その役割を担ってきました。
当病棟では、がんそのものに対する治療である手術や抗がん剤治療は行ないません。緩和ケアを専門とするさまざまな職種のスタッフが協働して、痛みや息苦しさなどのつらい症状を取り除き、また気持ちのつらさを和らげるためのかかわりを通して、患者さんとご家族が大切な時間を穏やかに過ごせる環境づくりを心掛けています。

緩和ケア病棟入院の対象となる方

主に、がんによるつらさのために、一般病棟やすまいで過ごすことが難しい患者さんが対象となります。患者さんとご家族が、病名や病状を理解していることが望ましいです。また、緩和すべきつらい症状がない場合は、入院の対象とならないことがあります。

以下の内容で入院ができます。
 ①つらい症状を緩和するための入院
 ②すまいでの介護を担うご家族の休養を目的とした、患者さんの短期入院(1~2週間程度)
 ③すまいでの療養が難しく、終末期を穏やかに過ごすための入院
 ④すまいで快適な生活を送るための準備・支援をするための入院
緩和ケア病棟の特徴
・つらい症状を和らげるために、薬物療法を中心とした緩和治療やケアを行います。緩和が難しい痛みに対しては、
 放射線治療や神経ブロックなど、それぞれの専門医と相談しながら提供します。
当院に受診中の患者さんについては、当病棟入院後も、これまでがん診療を担当してきた医師が引き続き主治医となります。
 他の医療機関から入院される患者さんについては、緩和ケア科医師が主治医となります。
・救急・急性期病院の強みを生かし、緩和ケア病棟への入院登録をされている患者さんの病状やつらさが悪化し、
 緊急に入院が必要となる場合には、積極的に受け入れています。
・リハビリテーション科や歯科との連携にも努め、できるだけ快適な生活を送ることができるように援助を行っています。

・多くのボランティアメンバーが癒やしの空間を作り出し、病棟での生活を彩ります。
・つらさが緩和された際には、元のすまいへ戻ることもお勧めしており、積極的に在宅医療・ケアの導入を支援します。

スタッフ
医師(各診療科、緩和ケア科)、看護師、薬剤師、臨床心理士、リハビリテーションスタッフ、管理栄養士、医療ソーシャルワーカー、歯科衛生士、音楽療法士、看護補助員などが協働して、患者さんとそのご家族のケアにあたります。
病棟の設備
緩和ケア病棟は、少しでも家庭に近づくように配慮しています。南に面した広く明るいデイルームには、ファミリーキッチンが備えられ、誰でも使用することができ、ボランティアからのサービスも受けられます。また、ミニコンサート、四季折々の行事に合わせた茶話会、日常の茶話会などの場となり、患者さんが自由に参加することができます。 リラックスルームでは心を落ち着かせたり、音楽を聴くなど多目的に使用できます。介護浴槽では、体の動きに支障のある患者さんも容易に入浴することができます。家族室では、ご家族が休憩したり宿泊したりすることができます。病室は、個室12室、4人室2室で20名の方が入院できます。
【病室】 個室(12室)・4人室(2室)
【附属設備】家族室(和室2室)・ファミリーキッチン・デイールーム・リラックスルーム・サンルーム
面談室・ 浴室(リフトバス・洗髪台)・Free Wi-Fi
写真 緩和ケア病棟個室
病室(個室)
写真 緩和ケア病棟家族室
家族室(和室2室)
写真 緩和ケア病棟ファミリーキッチン
ファミリーキッチン
写真 緩和ケア病棟デイルーム
デイルーム
写真 緩和ケア病棟リラックスルーム
リラックスルーム
写真 緩和ケア病棟浴槽
浴槽(リフトバス)
入院費用
緩和ケア病棟では一般の病棟とは異なり、治療内容にかかわらず、入院1日あたり全国一律の定額制が導入されています。健康保険が適用され、高額医療費助成制度を利用できます。個室の料金は、一般の病棟と同様に、別途1日あたり11,000円(税込)となります。ご不明な点は、医療ソーシャルワーカーまたは病棟事務スタッフにお尋ねください。

面会について
新型コロナウイルス感染症の流行状況により対応が異なりますので、詳細は入棟面談や入院の際にお尋ねください。ご理解のほどよろしくお願いいたします。

退院について
緩和ケア病棟を必要とされる多くの方々に利用していただくために、当病棟での入院継続の必要性について検討し、自宅・他の病院(病棟)・施設への移動をご相談させていただく場合があります。その際は、患者さんとご家族が困らないよう、退院や転院(転棟)に向けた準備を支援します。また、療養場所を移られた後、つらい症状が再燃した場合や病状が悪化した場合には、再度緩和ケア病棟に入院することが可能です。療養場所の移動を相談させていただく可能性があるのは以下の場合です。
・患者さんやご家族が退院・転院を希望する場合
・がんに対する積極的な治療を希望する場合
・当病棟で実施・継続が難しい専門的な処置が必要となった場合
・がん以外の病気に対する治療を優先する必要がある場合
・つらい症状が緩和され、病状が安定し、介護が入院の主な目的となる場合
・暴言・暴力・ハラスメントなど、病棟スタッフや他の患者さんに迷惑をかけ、病棟での生活が難しい場合
入院を希望される方へ
【現在、当院でがんの診療を受けている方】
患者さんとご家族で十分に話し合い、主治医に相談の上、「緩和ケア病棟入棟面談外来」を予約し、受診してください。

【現在、当院以外の病院でがんの診療を受けている方】
現在の主治医と相談の上、診療情報提供書を当院の地域連携課を通して提出いただき、当方で受け入れ可能と判断した場合、「緩和ケア病棟入棟面談外来」を予約の上、受診いただきます。

 

その他、ご相談も承っております。
がん相談支援センター/医療相談・看護相談室  028-626-5500(代表)

緩和ケア病棟パンフレット 申込用紙ダウンロード