大動脈センター

ハイブリッド治療

ハイブリッド治療とは

動脈硬化や高血圧などを原因とする大動脈瘤には、心臓疾患を合併することが多く、両者とも治療が必要な場合があります。それぞれの疾患を別々に治療することは、治療に長期間を要し患者さんへの負担も大きくなります。心臓疾患や他の疾患と大動脈瘤の同時治療(ハイブリッド治療)を積極的に導入し、患者さんの入院期間を短縮し、満足度の高い治療を提供しています。

通常二つの疾患を別々に治療しようとすると、入院も二回に分けなければならず、治療に1か月以上かかる場合があります。ハイブリッド治療により一回の入院(二週間程度)で済みます。

当院でのハイブリッド治療の取り組み
症例1:冠動脈バイパス手術+腹部大動脈瘤ステントグラフト内装術

ステントグラフトの治療が普及していない時代には、通常冠動脈バイパス術と腹部大動脈瘤の手術でそれぞれ、全身麻酔下に手術を行い、各々2週間ほどの入院期間を必要としました。また、胸とお腹に大きな手術の傷が残りますので、それだけ患者さんの負担が大きくなります。

本症例は、冠動脈バイパス術と同じ入院中に、腹部大動脈瘤の治療をステントグラフトを使用して行うことができ、入院期間は2週間程度ですみました。冠動脈バイパス術では、胸を切らなければなりませんが、お腹は切らずに治療できるので、患者さんへの負担はより軽くなります。

症例2: 腹部大動脈ステントグラフト内挿術+大腿動脈バイパス術

腹部大動脈瘤と右下肢動脈閉塞を合併する患者さんに対して、ステントグラフト(カテーテル治療)と下肢バイパス術(外科的手術)を同時に施行し、術後約一週間で退院することができました。
イメージ図 腹部大動脈ステントグラフト内挿術+大腿動脈バイパス術

お問い合わせ

この他にも、積極的にハイブリッド治療を行っていますので、お気軽にお問い合わせください。