化学療法センター

写真 化学療法センター入口 写真 化学療法センターベッド 写真 化学療法センターリクライニングシート

よりよい環境で、待ち時間の少ない良質なサービスを提供いたします 

がんとうまくつき合うために
日本人の2人に1人が生涯のうちにがんになる時代となり、新たにがんと診断される人は年間100万人に及びます。また、がんの治療成績も向上し、10年生存率は58.3%と報告され(国立がんセンターがん情報サービス:2020年11月)、がんは特別な疾患ではなく、皆が日常的に、長い期間にわたり、向き合わなければならない病気になっています。
がんになっても、これまで通り患者さんが自分らしく生きるために、治療の場は入院から外来に移行しています。外来治療では、患者さん自身ががん治療に参加し、セルフケア(自己管理)によりがん治療と日常生活を両立させることが不可欠となります。
外来化学療法センターでは、看護師・薬剤師・医師らによるチームで、治療開始前の適切な情報提供(副作用の内容や社会福祉資源の利用など)を行い、治療開始後も随時、副作用に適切に対応できるよう支援しています。
実際の抗がん剤投与にあたっては、厳重な管理のもと薬剤師による抗がん剤が調整された後、院内の認定を受けた看護師による点滴・薬剤投与が行われ、安全性に最大限の配慮がされています。2017年9月にオープンした治療室は、プライバシーが確保されアメニティーも充実しており、安心してゆったりとした気分で治療が行えるよう配慮されています。
国が主導するがん対策推進基本計画で、「がんになっても自分らしく生きることのできる地域共生社会」が掲げられています。多職種連携を通じて、様々ながん治療の悩みをサポートし、患者さんが「がんとうまくつき合って生きてゆくため」に、外来化学療法センターがお役に立てると考えています。

化学療法センター長 行澤 斉悟(化学療法科)


当院における外来・入院の化学療法件数の推移
 20172018201920202021
外来 4974 5360 6465 7188 7555
入院 2653 2408 2826 2922 3166


化学療法センターについて
  • 16床(ベッドのみ)から、30床へ増床
    内10床はリクライニングチェア
  • 治療後の患者さんやお付き添いの方の待機スペースとしてラウンジを設置


がん化学療法レジメン集

当院で登録されているレジメン情報です。標準治療として用いられるレジメンを中心に掲載させていただいております。