呼吸器内科

呼吸器内科について

科の特色

呼吸器全般にわたる診療を行っています。救急指定病院のため、緊急性のある患者さんを積極的に受け入れています。特に入院を要する急性呼吸不全、重症の肺炎、気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患、びまん性肺疾患および肺癌の診断・治療に重点を置いています。

全般的な活動
① 肺癌

肺癌は現在癌死亡順位のトップとなっており、人数も増加しています。 当院においては正しい診断から集学的治療、緩和医療まで患者さんの状態と希望に合わせた治療を進めています。 診断のために気管支鏡検査の他に放射線科の協力のもとCTガイド下肺生検、 呼吸器外科の協力のもと胸腔鏡下肺生検を実施しています。治療については患者さんの病期に応じて化学療法を中心とした治療に加え、呼吸器外科での手術、放射線科での放射線療法、 緩和ケアなど集学的な治療を行っています。

② 気管支喘息

ガイドラインに沿ったステロイド吸入を中心とした治療を行っています。 中等症以上の発作に対して救急外来や入院での治療を行っています。 また気管支喘息重積発作に対しては必要に応じて人工呼吸管理下での治療を行っています。

③ 慢性閉塞性肺疾患

外来における薬物を中心とした治療のみならず、肺炎、右心不全や急性増悪等による 呼吸不全の悪化に対して非侵襲的人工呼吸(NIPPV)を含めた集学的治療を行っています。 また慢性呼吸不全の患者さんに対して在宅酸素療法を導入しています。

④ 呼吸器感染症

当院では年間数百例の肺炎の患者さんの診断治療を行っています。慢性の呼吸器疾患を合併している方も多く、重症化した患者さんに対しては人工呼吸管理を行いながら治療を行っています。また胸膜炎や肺膿瘍、高齢者に多い誤嚥性肺炎など呼吸器感染症全般の診療にあたっています。

⑤ びまん性肺疾患

原因不明の特発性間質性肺炎の他に膠原病に伴う間質性肺炎、過敏性肺臓炎、サルコイドーシス、 塵肺など原因が多岐に渡ります。病歴聴取、身体所見、画像検査、肺機能検査等から診断を絞り、 さらに気管支鏡検査やビデオガイド下胸腔鏡手術(VATS) による病理診断を行い診断に努めています。

⑥ その他

喀血症例に対しては放射線科の協力のもと気管支動脈塞栓術を行っています。 気胸の患者さんは主に呼吸器外科で対応しています。 塗抹陽性肺結核症の患者さんは専門病院へ紹介させて頂きます。

専門的取組(特殊外来)
 月曜日火曜日水曜日木曜日金曜日土曜日
午前 馬塲 荒井 仲地 馬塲 高橋 岡森 荒井 -
午後 - - - 高橋 仲地 -