薬剤部のご案内

先輩薬剤師の声
入職8年目(薬剤師歴13年目)

 私は、現在ICU/CCU病棟担当薬剤師として従事しておりますが、当薬剤部では毎年担当病棟が変更されます。様々な分野の病態や薬物療法を経験することで、薬剤師としての早期のスキルアップに繋がっています。また、感染制御認定薬剤師、抗菌化学療法認定薬剤師を取得しており、院内の抗菌薬適正使用支援チーム(AST)の薬剤師としても活動しています。ASTの薬剤師として院内の抗菌薬使用状況の把握、細菌検査室との情報共有、主治医チームへの治療提案を実施しています。当院では認定取得に向けてバックアップをしてくれています。遠方での勉強会や学会などは出張扱いで参加させて頂くことができます。また、臨床で経験した症例や疑問を元に、報告や研究を行っていくための支援が充実しているため、そうして得た知見を未来の患者さんへ還元することができます。

入職6年目

 2年間の調剤業務を経て、病棟薬剤師として1病棟を担当させてもらうことになりました。当院では病棟薬剤師を全病棟に配置し、毎年病棟薬剤師の配置替えを行っています。そのため薬剤師一人一人が幅広い疾患・治療について研鑽を積むことができます。初めて病棟を担当した年には、疾患についての理解、薬以外の治療法、ガイドライン、栄養学、薬剤の投与ルート、薬の使い方など必要な知識がたくさんあり自分の力不足を痛感することが多かったですが、患者さんや他職種との関わりの中で少しずつ知識を深めていくことが出来ました。勉強の毎日で大変ではありますが、患者さんとの時間は大事にして対応するよう心がけています。患者さんからの「いつもありがとうね」の言葉は何よりもうれしく、仕事の励みになっています。分からないことがあれば経験豊富な先輩方がいつでも親身になって相談に乗ってくれるため、一人で抱え込まずに業務に当たることが出来ています。チーム医療において頼れる薬剤師になれるように、日々努力していきたいです。

入職3年目

 「地元に根ざした病院で、地域の患者さんと関われる薬剤師になりたい」と思い、この済生会宇都宮病院に入職を決めました。
 今は調剤室で医師の処方に沿って、患者さん一人ひとりに合わせて薬を調剤しています。その他、抗がん剤の調製や外来での服薬指導なども行っています。就職して約1年が経ち、一連の業務にも慣れてきました。入職当初に比べて処方の疑問点を見つけ、疑義をする機会も増えてきたと思います。入職時は知識も足りず、業務を行うことに精一杯でした。そんな私に先輩方は、処方1つ1つ説明してくださりました。まだまだ勉強不足で分からない点も多いです。その都度上司や先輩方に相談して解決し、学んでいます。どんな時も丁寧に教えてくださる上司、優しく気にかけてくれる先輩方、なんでも話せる同期がいて、私は恵まれた所で働いているなと改めて思います。
 今年は来年に向けての病棟研修なども始まります。薬だけでなく、病態についての知識もより必要になってくると思うので、今から少しずつ勉強しています。多くのことを学び、将来は患者さんだけでなく他職種から「この人に相談したら安心」と思われるような薬剤師をめざして頑張りたいです。