生理機能検査課

業務紹介

生理機能室の特徴

スタッフは9名の臨床検査技師で構成されています。
心電図、ホルター心電図検査、トレッドミル運動負荷検査、呼吸機能検査、24時間血圧検査、血圧脈波(ABI検査)、サーモグラフィ検査、脳波・誘発電位・筋電図検査、平衡機能検査、尿素呼気試験、聴力検査などを行っています。
他に、心臓カテーテル検査やNST(栄養サポートチーム)、糖尿病ケアチーム等、チーム医療にも積極的に参加しています。
電子カルテ導入により、検査結果の「ペーパーレス化」を勧め、画面上で見られるようにしました。
待ち時間を少なくし、患者さんに優しい検査を心がけています。

心電図検査
心電図とは・・・

心臓は収縮と拡張を繰り返し、全身へ血液を送るポンプの役目をします。
心臓の収縮に先行して心臓の筋肉(心筋)からは微弱な電流(1~5mV程度)が発生します。
この電流を増幅し、記録紙に描いたものが心電図です。
心電図検査記録には何本もの波形が描かれているのはご存知のことと思います。
これは心臓を構成する心房と心室の心筋の収縮の状態を様々な角度から観察するのに必要な情報です。
例えば心臓のどの位置に肥大や心筋梗塞があるのか、あるいはどのようなタイプの伝導障害があるのか等、多くの情報を提供しているのです。

当院の心電図検査・・・

・安静時心電図検査、運動負荷心電図検査、ホルター心電図検査を行っています。

①安静時心電図検査

ベッド上で安静にしていただき、四肢と胸部に電極をつけて記録します。検査時間は数10秒程度です。

写真 安静時心電図検査


・安静心電図検査の様子です。

・身体の力を抜いてリラックスすると、
 ノイズの少ない記録ができます。

②運動負荷心電図検査

運動(心拍数の増加)による症状、心電図変化の有無を比較し、疾患の診断、評価を行う検査です。
例えば、狭心症や心筋梗塞等の虚血性心疾患の診断、重症度の評価あるいは運動耐容能の判定、不整脈の評価等です。
当院ではマスター二段階試験、トレッドミル検査を行っております。
マスター二段階負荷試験は1分30秒~4分30秒間専用の階段の昇り降りをしていただき、運動前後の心電図を記録し比較を行います。検査時間は5分~10分程度です。
トレッドミル検査は予め心電図記録器、血圧計を装着し、ベルトコンベア上を歩行、走行をしていただき、運動開始時から終了時まで心電図、血圧を連続記録し比較を行います。検査時間は10分~15分程度です。
二つの検査の違いはマスター二段階試験はトレッドミル検査に比べ、簡便、手軽に行えますが、やや負荷量が小さいことです。いずれの検査におきましても主治医が患者さんに適した負荷量を指示いたします。

写真 運動負荷心電図検査

・トレッドミル検査の様子です。

・循環器科専門医の立会いのもと検査を行います。

・運動しやすい服装でお越し下さい。
 検査着のご用意もあります。

③ホルター心電図検査

日常生活、あるいは労作中の心電図を約24時間記録し、コンピュータで解析を行います。
一過性あるいは発作性に出現する心電図変化をとらえるのに有効な検査です。
小型な記録器を携帯し、普段通りの生活をしていただきますが、お風呂(シャワー)には入れない、あるいは電気毛布を使用できない等の生活制限はあります。
また、記録器を装着し、はずすための所用時間は5分~10分程度ですが、2日間来院していただきます。

写真 ホルター心電図検査

・ホルター心電図検査での記録器を装着した様子です。

・胸部に数箇所のテープがついているため皮膚に多少の
 違和感が生じる場合があります。
 ノイズの少ない記録をとるため極力、電極部を
 触らないようお願いいたします。

・幼児の患者さんは行動をしやすくするために、
 記録器を収納できる小さいリュックサックを
 ご用意すると良いです。

検査にあたって・・・

・お食事、あるいは常用薬の制限はありません。いつも通りお取りください。
但し、運動負荷心電図検査におきましては、お食事は軽めにお取りください。

肺機能検査

思いきり息を吸ったり吐いたりして肺の働きを調べる検査です。検査時間は10分~30分程度です。

写真 肺機能検査

・肺機能検査の様子です。

・患者さんの協力と最大限の努力が必要となります。
検査前に検査担当者より詳しい説明をいたします。

検査にあたって・・・

・お食事、あるいは常用薬の制限はありません。いつも通りお取りください。

脳波、脳誘発電位検査

脳からは常に弱い電波が出ています。
脳の活動により生じる様々な波形の変化をみることにより、病気の診断補助や治療効果の判定を行います。検査時間は30分~1時間程度です。

写真 脳波、脳誘発電位検査

・脳波検査の様子です。

検査は全く無害で、苦痛もありません。

・安静にリラックスして検査を行うことが重要となります。
体動、瞬き、発汗などは非常に大きい電波(ノイズ)として記録混入してしまいます。

検査にあたって・・・

・お食事、あるいは常用薬の制限はありません。いつも通りお取りください。

聴力検査

耳の聞こえの程度を調べる検査です。
検査時間は検査項目によって時間は異なりますが、10~30分程度です。

写真 聴力検査

聴力検査の様子です。

検査にあたって・・・

・お食事、あるいは常用薬の制限はありません。いつも通りお取りください。

平衡機能検査

身体の揺れの状態や目の動きを記録し、身体のバランスを保つ機能を調べる検査です。
当院では2種類の検査を行っています。
Ⅰ.重心動揺検査は測定器の上に直立し、身体の揺れを記録します。検査時間は15分程度です。食事の影響はありません。
Ⅱ. ENG(電気眼振図)検査は、目の動きと共に発生する電流を記録します。検査時間は1~2時間程度です。食事は中止しておいてください。

重心動揺検査の様子です。

写真 重心動揺検査

ENG検査の様子です。

写真 ENG検査
検査にあたって・・・

・常用薬の制限はありません。いつも通りお取りください。

筋電図検査

弱い電気で皮膚に刺激を与えたり、筋肉に針状の電極を刺して、神経あるいは筋肉の状態を調べる検査です。
検査時間は10分~20分程度です。

写真 筋電図検査

・筋電図検査の様子です。

・検査は無害ですが、筋肉に小さな針状の電極(髪の毛の太さ)を刺しますので、軽い痛みを伴う場合があります。

検査にあたって・・・

・お食事、あるいは常用薬の制限はありません。いつも通りお取りください。

血圧脈波検査(ABI・PWV)

四肢の血圧を同時に測定し、脈が伝わる早さ(PWV)から血管の硬さを、上腕と足首の血圧比(ABI)から血管の詰まり具合を調べます。
写真 血圧脈波検査

検査にあたって・・・

・お食事、常備薬の制限はありません。いつも通りお取りください。

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