後期研修医募集のご案内

臨床研修プログラム

血液・リウマチ科研修プログラム(後期専門科研修)
当科の特徴

血液リウマチ科にて扱う疾患にはその性質上,一般医家では診療困難なものが少なくない。当院にはそのような患者が集中する為,疾患の質量ともに多岐にわたっており,十分な症例数を経験することができる。希望により血液疾患のみ,リウマチ疾患のみ,両系統を同時に,の3種類の研修が可能である。

研修目標

内科の前期専門科研修終了相当の知識,技術の上に,血液・リウマチ専門医をめざす基礎を作ることを目標とし,同領域の幅広い知識,技術を習得する。また同領域では予後不良の疾患が多い為,インフォームド・コンセントなどを通して患者・家族から信頼を得ることができる医師の養成を目指す。

研修内容
(卒後5年~7年目)
A.外来業務
  • 原則として,卒後5~7年目では「血液外来」「リウマチ膠原病外来」は担当しない。
  • 内科一般外来にて内科一般の外来患者管理を習得する。血液疾患、リウマチ性疾患については能率的な診断過程を習得し、専門外来に送付できるようにする。また自分が主治医となった入院患者の退院後の外来管理を行う。
  • 卒後6年目から外来処置室における化学療法を施行し、また化学療法や輸血中の異常時の対処を行う。
B.病棟業務
  • 入院患者の主治医となり、指導医の助言を受けつつ診療に当る。その過程において専門書、文献等を熟読し各疾患の病態、自然歴、治療体系を理解し、自ら診断・治療計画を作成できるようにする。その上で副主治医,研修医の指導に当る。
  • 骨髄穿刺・生検、輸血の適応・施行の実際、異常時の対処について習得する。各種自己抗体について理解を深める。抗腫瘍剤,副腎皮質ステロイド,免疫抑制剤の使用法,副作用とその対策について習熟する。
  • 日和見感染症の診断過程を理解し,各種抗菌薬,抗真菌薬,抗ウイルス薬の使用に習熟する。
  • 造血器悪性腫瘍および予後不良な膠原病疾患について、患者、家族へのインフォームド・コンセントについて習熟する。
  • 保険医療を理解し、コストパフォーマンスの優れた診療を行う。
C.検査業務
  • 卒後6 年目から外来処置室における骨髄穿刺、生検を術者として施行する。
  • 外来、病棟において施行した骨髄穿刺標本の鏡検を行い、指導医の監査の下に報告書を作成す る。
  • 検査科技師との協力の下に適切な特殊検査の指示を行う。
  • 当直業務については内科全体の当直体制に従い業務を行う。
D.学術活動
  • 主要専門学会(日本血液学会,日本リウマチ学会)の総会への参加。
  • 各専門学会地方会,研究会等で演者として発表:年1 回以上を目標とする
  • 筆頭論文を3年間で1編以上を目標とする。

週間スケジュール
  8時 9時 10時 11時 12時 13時 14時 15時 16時 17時 18時
病棟
業務
内科
conf.
外来業務/病棟業務  
病棟業務 病棟
conf.
 
外来業務/病棟業務  
病棟業務  
外来業務/病棟業務