後期研修医募集のご案内
臨床研修プログラム
呼吸器外科研修プログラム(後期専門科研修)
※ 研修期間についての留意点当プログラムの元での研修期間を1年以上最長3年までとし、採用時に研修期間を取り決める。研修期間の延長は、審査を経た上で通算3年まで可能である。
当科の特徴
当科は、呼吸器外科疾患として原発性肺癌、転移性肺癌、胸膜疾患、縦隔腫瘍、胸壁腫瘍、気胸、血胸、未診断肺病変を対象に呼吸器内科と協力して呼吸器科チームによる診療を行っている。また、外傷に関しては外科、心臓外科、脳外科、整形外科と協力して胸部外傷の管理を担当している。地域の中核病院として、良悪性を問わず多くの症例に恵まれ、手術件数は年間200件(内原発性肺癌症例約100件)を超える。90%近くの手術は胸腔鏡を用いた手術を行っている。
当院は栃木県救命救急センターを併設しており、気胸や血胸、外傷に対する緊急手術も多い。また、当院内視鏡センターにおいて、気管支鏡検査および治療を呼吸器内科とともに担当しており、検査数は年間400件を超えている。
研修目標
当研修プログラムは、初期臨床研修後2年以上の外科臨床研修を終えたもので、外科専門医資格の取得、さらにはサブスペシャルティとして呼吸器外科専門医資格の取得を目指すものを対象としている。研修目標は、原則として日本外科学会および日本呼吸器外科学会の修練カリキュラムに準じたものとする。研修期間2年以上のものは、研修期間内にカリキュラムに含まれる内容を対象として、他科において短期間研修を行うことも考慮する。
研修内容
病棟・一般外来および処置室・救急外来・手術室・各検査室における各業務を通じて、上記目標に向って研修を行う。また研修期間中は、医療人としてのモラルと向上心、患者満足度・チーム医療・病院経営への配慮を基本的な行動指針とする。A.病棟診療 入院患者の診療を、主治医または副主治医として担当する。いずれも、上級医が指導医あるいは主治医として指導にあたる。ローテート中の初期研修医の指導も、レジデントの重要な役割である。
毎週行われる術前カンファレンス・術後カンファレンス・カルテ回診において、担当患者のプレゼンテーションを担当する。
B.救急業務
当番制で救急診療の呼吸器外科first callを担当する。上級医が2nd callを担当し、適宜診療を補佐する。当院は救命救急センターを併設しており。救急診療は呼吸器外科レジデントの重要業務の一つである。
C.外来診療
当番制で呼吸器外科外来における上級医の外来診療を補佐する。また外来処置室では、当番制 で化学療法を中心とした外来処置を担当する。
気管支鏡検査および治療、気管・気管支に対するIVR を、上級医の指導のもとで研修し、能力 に応じてルーチン検査を担当する。超音波検査・血管撮影等は超音波診断科と放射線科が担当 しており、カンファレンス等での読影技術の習得が主体となる。
E.手術担当患者の手術を、術者あるいは第一助手として経験するほか、他の手術にも積極的に参加し より多くの手術を経験するよう努める。術者または第一助手として年間100 例以上の手術を経 験し、基本的な手術手技に習熟するとともに、より高度の技術を習得する。術者としては、気 胸、肺生検等の良性疾患に対する手術、肺癌・縦隔腫瘍に対する縮小あるいは定型的悪性腫瘍 手術に加えて、肺全摘術、胸膜肺全摘術、気管・気管支形成手術、膿胸の手術を経験する。
F.学術活動各学会総会・地方会・研究会において、最低年1 回の発表を行う。また筆頭論文1 篇以上の作 成を目指す。また、可能な限り学術集会に参加する。
週間スケジュール(例)
7時半 | 8時 | 9時 | 10時 | 11時 | 12時 | 13時 | 14時 | 15時 | 16時 | 17時 | 18時 | ||||||||||||
月 | 回診 | 病棟業務 | 外科・内科 放射線科 conf. |
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火 | 術前 conf. |
回診 | 手術 | 呼吸器 conf. |
病棟 業務 |
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水 | 回診 | 病棟業務 | 気管支鏡検査 | 病棟業務 | |||||||||||||||||||
木 | 回診 | 手術 | 病棟業務 | ||||||||||||||||||||
金 | 回診 | 病棟業務 | 病棟 conf. |
気管支鏡検査 | 病棟業務 | ||||||||||||||||||
土 | 回診 | 病棟業務 |