最新医療機器による検査

最新の心臓CT検査について

院ではDual Source CTで検査を行います。 Dualとは「2つ」 Sourceとは「源」、ここではX線管のことを言います。2つのX線管を用いたCT装置のことです。さらに、1回転で64枚の画像を収集することが可能なマルチスライスCTです。

イメージ図 Dual source CTの仕組み

Dual Source CT のしくみ

写真 当院のDual Source CT

当院のDual Source CT

患者さんへの負担が軽減しました
  • ・2つのX線管で撮影することによって、ぼけの少ない鮮明な画像が得られます。カメラに例えると シャッタースピードが速いことを意味します。心臓検査の場合、従来の約2倍のスピートで 撮影することが可能です。
  • 時間分解能が良いため、心拍数、心拍の変動にかかわらず、激しく動く心臓を確実にキャッチし 画像にします。従来のCT装置では心拍数60(回/分)以下の方が適応でしたが、心拍数100(回/分)以上の方でも撮影することができます。
  • X線管が1つしかないCT装置よりもX線被ばくを約1/2に低減できます。患者さんの息止めの長さは心拍により変わりますが、約10秒以内で造影検査が終わります。
心臓CTでの画像

心臓CTでは次のような画像が作成できます。

写真 MIP画像

MIP画像:心臓カテ-テル検査と同じように観察することができます。

写真 VR画像

VR画像:立体的に観察することができます。

写真 CPR画像

CPR画像:血管の太さや狭窄の程度、石灰化、 血栓の性状など詳細な画像が得られます。